公開日 2024年05月13日
更新日 2024年05月13日
帯状疱疹ワクチンは現在、「任意予防接種」となっております。
任意予防接種とは、個人が感染症にかかったり重症化することを防ぐために、本人の希望と接種する医師の責任と判断によって行うものです。
帯状疱疹ワクチンについては、現在、厚生労働省所管の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会」において、予防接種法に基づく定期予防接種として追加を検討するワクチンの一つとして、ワクチンの有効性、持続期間、安全性、費用等について、検証、評価が進められている状況です。
このことから、町では現在、帯状疱疹ワクチンの助成は行っておりませんが、今後は国の定期予防接種化の動向を踏まえて判断してまいります。
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
帯状疱疹の症状
初期症状は、皮膚の痛みや違和感・かゆみです。
皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しく痛む場合があります。
帯状疱疹の合併症
皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」が知られています。
※経過や痛みの程度には個人差があります。
帯状疱疹の原因
帯状疱疹の原因は水ぼうそうと同じウイルスで、日本人の成人約90%以上の体内に潜んでいるといわれています。
加齢や疲労、ストレスで免疫機能が下がると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を発症する場合があります。
50歳から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
帯状疱疹の予防
予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動が大切です。
50歳以上の人は、帯状疱疹の予防接種を受けることができます。
接種ができない人、あるいは注意を必要とする人もいますので、接種については医師にご相談ください。
※予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。
帯状疱疹の治療法
帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。
痛みや発疹が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。