公開日 2017年11月01日
更新日 2025年03月31日
金ケ崎診療所長 阿部俊和
金ケ崎保健福祉センター所長兼国保金ケ崎診療所長の阿部俊和と申します。どうぞよろしくお願いします。金ケ崎診療所は、平成18年に旧国保金ケ崎病院から診療所化され、現在、国保金ケ崎歯科診療所とともに無床診療所として医療を提供しております。
「町民の皆様が明るく健康でいられるようにお手伝いをします。」を理念に掲げ、町民に寄り添った診療所として活動しております。無床診療所でありますが、町内に入院ベッドが無いため、それを補うために訪問看護ステーションと一体となり、安心して自宅で療養ができるよう訪問診療を行っています。患者、家族の要望に応えられるように周辺病院と連携を密にし、必要に応じては紹介し、またご希望によっては在宅での看取りも行っております。
一般外来は総合診療科としての医療を提供しております。更に、消化器内科、外科、肛門外科、泌尿器科においてはより専門性の高い医療を提供しております。消化器内科では上部、下部ともに常時内視鏡検査が可能で、超音波検査装置やⅩ線CT検査とともに内科領域を広くカバーしております。外科では外科認定医が、外来で対応が可能な範囲での切開や縫合等の創傷治療を行い、肛門鏡や大腸カメラを行い痔疾などの肛門疾患にも対応しております。爪白癬や巻き爪等の爪疾患にも対応しております。泌尿器科領域におきましては泌尿器科専門医が軟性膀胱鏡システムを用い膀胱がん等の診断やフォローを行っております。また、経直腸超音波検査装置を用いた前立腺生検を含め尿流測定器や残尿測定器等も活用し、泌尿器疾患において広く専門性の高い医療を提供しております。また、腎臓内科専門医として慢性腎臓病の診療にも取り組んでおります。
非常勤医師による診療に関しては、婦人科は月に4回、神経内科、整形外科、循環器内科、呼吸器内科、眼科は週に1回診療を行っております。診療科は診療日が少しずつ増えてきておりますが、常勤では無いため、診療日や診れる疾患等の制限があります。しかしながら、水沢や北上等へ通院が困難な患者様にとっては利便性が増していると思っております。
従来、外来診療は午前、午後ともに行っておりましたが、新型コロナウイルス感染症が発生以来、ワクチン接種・発熱外来・大腸カメラ・近隣企業の産業医活動・近隣病院との連携目的での医師派遣等に対応するため、午後の一般外来は縮小しておりました。今後は、徐々に午後の外来も拡大していきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しましたが、感染の心配がなくなったわけではありません。基本的な感染対策を行い予防に努めましょう。周囲の方に感染を広げないためにも自身を感染から守るためにも、受診の際には、マスクを着用いただきますようお願いします。当診療所では新型コロナとインフルエンザの同時抗原検査を行っております。発熱の際には、電話でご連絡の上受診していただきますようよろしくお願いします。
今後も職員一同一丸となって金ケ崎町の医療を守るため邁進いたしますのでよろしくお願いします。