公開日 2025年10月10日
更新日 2025年10月10日
県内においてクマによる人身被害が多数発生しております。
令和7年10月8日、北上市の山林できのこ採りをしていた方がクマに襲われたと思われる死亡事故が発生しました。
町内においても10月以降住宅付近等でのクマの目撃が相次いでいるため、次のことに注意するとともにクマに遭遇しない対策をお願いします。
1.被害を防ぐために注意すること
山でクマに出あわない対策をしましょう
山や森に入ることは、クマの生活場所に入ることとなるため、クマに出あわない対策をすることが大切です。
・入山地域のクマの出没状況を収集し、危険な場所には近づかない。
・クマの行動が活発な朝夕や霧が出ているときの行動はさける。
・できるだけ単独行動はさけ、2人以上で行動する。
・鈴、笛、ラジオなど音のするものを身につけ人の存在を知らせる。
・時々あたりに注意を払いクマのフンや足跡を見つけたら引き返す。
・子グマを見つけたらそっと立ち去る(近くに母グマがいて危険です)
農作業中にクマに出あわない対策をしましょう
・作業中にラジオなど音の出るものを携帯するなど、自分の存在をアピールする。
・クマの出没情報に留意し、クマの行動が活発になる早朝、夕方の作業時には周囲に気を付ける。
・森林、斜面林などのそばの農地は、クマの出没ルートとなりやすいので特に注意し、周囲の灌木の刈り払いなどを行う。
・頻繁にクマが出没する地域においては、できるだけ単独での作業は避ける。
・クマを誘因する生ごみや野菜・果実の廃棄残渣を適切に処理する。
・農地では果樹園が最も被害を受けやすいので、収穫後の放置果実は適切に除去する。
・クマは収穫物収納庫に入り込んで採食することもあるため、収納庫はきちんと施錠するなど管理を徹底する。
・草刈機などに使われるガソリンなどの揮発性物質も、クマを引き寄せるため保管場所等に注意する。
日常生活での対策
・家から出る際や車の乗り降りの際は、周囲を確認するようにしてください。
・建物にクマを入らせないよう出入口等の施錠をしっかり行うようにしてください。
・クマの誘因物となるような庭の果樹や生ゴミの管理をしっかり行うようにしてください。
・家屋や農地周辺のやぶを刈払い、見通しのよい環境を整備してください。
(見通しがよくなると、隠れる場所がなくなり、クマが通りにくくなります)
2.クマに遭遇した場合
・背を向けて走って逃げない。
・目を離さずに静かにゆっくり後ずさりする。
・子グマだけでも絶対に近づかない。(親グマが近くにいることがあります。)
・風向きに注意して撃退スプレーを使う。
・クマが攻撃してきたら両腕で顔や頭をカバーし地面に伏せて防御する。
3.目撃情報について
・クマの目撃情報は、かねがさきInfoで随時配信していますので登録をされていない方は登録をお願いします。
・クマが目撃された場所については、ホームページに町内ツキノワグマ出没マップを掲載しておりますので出かける際には一度確認するようお願いします。
4.参 考
岩手県内でのツキノワグマによる人身被害状況
外部リンク:岩手県ホームページ