台風などによる豪雨災害が頻発する昨今、避難をしなかった・避難が遅れたことによる被災や、豪雨・浸水時に屋外を移動している最中の被災、高齢者の被災が増加し、「自らの命は自ら守る」意識が十分であるとは言えない状況になっています。
また、警戒レベルの運用により避難情報がわかりやすくなったといった反面、警戒レベル４に「避難勧告」と「避難指示(緊急)」の二つが位置付けられており、避難のタイミングがわかりにくいという課題もありました。
このような状況を踏まえ、災害対策基本法の一部が改正され、避難情報が変更になりました。

改正の概要

・警戒レベル３の「避難準備・高齢者等避難開始」は「高齢者等避難」となります。避難に時間のかかる高齢者や体の不自由な人は危険な場所から避難しましょう。また、川の堤防のそばの低地やがけ崩れの恐れがあるなど早目の避難が望ましい場所の居住者など、地域の状況によりこのタイミングで自主的に避難するかの判断をしてください。
・「避難勧告」は廃止されます。これからは、警戒レベル４で「避難指示」となりますので、危険な場所から全員避難しましょう。なお、これまでの避難勧告のタイミングで「避難指示」を発令するものです。
・警戒レベル５「緊急安全確保」は、すでに災害が発生・切迫し安全な避難ができず命が危険な状況です。直ちに身の安全を守る行動をしましょう。

避難情報ととるべき行動[PDF：50KB]
避難行動判定フロー[PDF：63KB]

詳しくは内閣府のホームページをご覧ください。
避難情報に関するガイドラインの改定（令和3年5月10日）【内閣府の「防災情報のページ」】（外部リンク）
水害からの広域避難に関する基本的な考え方（令和3年5月10日）【内閣府の「防災情報のページ」】（外部リンク）
新たな避難情報に関するポスター・チラシ[PDF：547KB]