公開日 2019年06月12日
更新日 2019年06月12日
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、塀の倒壊により死亡事故が発生しました。
ブロック塀については、建築基準法の構造基準を満たしていないもの、老朽化で品質が低下しているもの等は、地震時に倒壊による二次災害を及ぼす危険性があります。
ブロック塀の所有者・管理者の皆様におかれましては、下記「ブロック塀の点検のチェックポイント」を活用し、適切な維持管理に努めて頂きますようお願いします。
安全点検の結果、危険性が確認された場合は、付近通行者への速やかな注意表示等を行うと共に、補修等の対策を取られますよう合わせてお願いいたします。
チェックポイント1【外観目視による点検】
ブロック塀について、以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので改善しましょう。
まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう。
1.塀は高すぎないか
塀の高さは地盤から2.2m以下か。
2.塀の厚さは十分か
塀の厚さは10cm以上か。(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
3.控え壁はあるか(塀の高さが1.2m超の場合)
塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか。
4.基礎があるか
コンクリートの基礎があるか。
5.塀は健全か
塀に傾き、ひび割れはないか。
チェックポイント2【ブロック内部の診断】
外観点検により不適合がある場合は、専門家(建築士、専門工事業者等)に相談しましょう。
構造基準に適合しているかブロック内部の診断をする必要があります。
6.塀に鉄筋は入っているか
◎塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
◎基礎の根入れ深さは30cm以上か。(塀の高さが1.2m超の場合)
ブロック塀の点検のチェックポイント(図解)[PDF:100KB]
問い合わせ先
ブロック塀の構造基準等に関して、ご不明な場合は、下記までお問合せ願います。
県南広域振興局 土木部 0197-22ー2881
お問い合わせ
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