物理療法部門

公開日 2017年11月06日

更新日 2022年03月04日

物理療法とは?

 「物理療法」は、身体に温熱、電気刺激を加えることで、生理的生化学的変化を起こし、血液循環の改善、筋の緊張や痛みを除去、軽減するものです。膝や肩などの関節痛や腰痛などの軽減や運動しやすくすることを目的とします。
  当診療所では、「電気療法」「温熱療法」「力学的療法」をおこなっています。

 主治医が物理療法の指示を出し、看護師が介助し物理療法を行っています。他院でも物理療法を行っていた方であれば、医師にご相談頂ければ、物理療法を継続して行うこともできます。

1.低周波治療器

 神経や筋肉を電気刺激し、随意運動能力の回復を目的とし痛み発生物質や老廃物を排泄し栄養が供給され局所症状も改善します。
【適応】関節可動域の拡大 随意性筋力の向上 廃用性筋萎縮の改善

 

 

 

 

2.ホットパック

   保温材を詰めたパックを加温し、患部に当てると組織の温度が上昇し血管が拡張します。そのため局所に栄養が供給され、回復力が高まると同時に筋緊張が低下し、疼痛や知覚異常を緩和、炎症を軽減します。
【適応】慢性疼痛   (主な適応疾患→変形性関節症、関節拘縮、関節周囲炎、変形性脊椎症、骨粗しょう症、腰痛症)

 

3.牽引
 
   腰椎、頚椎を牽引し、椎間を拡開、椎間関節を離開して神経根を除圧します。
   また、椎間関節周囲の軟部組織を伸張し、循環を改善します。
【適応】椎間板ヘルニア、脊椎症、頸肩腕症候群、腰痛、坐骨神経痛

 

 

4.ウォーターマッサージベッド

 水の圧力を利用して、全身をマッサージする機器です。水圧刺激でのマッサージ効果と水に浮いたような感覚でリラクゼーション効果も期待できます。
 【適応】肩こり、腰痛(急性期除く)、坐骨神経痛 など